かの毛沢東も「不到长城非好汉」(長城に至らずば好漢にあらず)と言ったということで、中国の秋の大型連休である国慶節に開催された小さな音楽フェスティバルを見に行ったついでに、北京市街地から最も近い観光向けの八達嶺長城を訪れた。ここの長城は明代の1505年に建設されたもの。

連休中ということで地方から出てきた中国人観光客が押し寄せ、長城は大変な賑わい。日本ではもはや珍しくなったかもしれないベタな観光客向けの商売、例えば洗練されていない土産物を並べたてるとか記念写真撮りますとかいう商売が流行り、人々は大声でしゃべりまくりながら適当な勾配の坂を選び適当な距離を歩く。

向こうの方の山肌にまで長城の曲線が続いており、よくもまあこんなものを造ったものだとそのスケールの大きさにただただ驚く。そのスケールはきっと把握できてはいないだろうとも思いつつ。

2007-10-07 / 八达岭长城 (中華人民共和国北京市) / Nikon D70s / 28-105mm F3.5-4.5 / 52mm / F7.1 / 1/200