ストックホルム市立図書館の建物は、スウェーデンの著名な建築家 Gunnar Asplund (1885-1940) の設計で、1928年にオープンした。
ほぼ正方形の建物の真ん中に円柱形のホールがはまった構造で、中は円柱形のホールが吹き抜けで壁がぐるりと書棚になっている。白く明るい天井からの自然で柔らかな光、床の幾何学模様、詰め込みすぎない機能的な空間がいかにも北欧的だ。
私の目的はもちろん本ではなく、建物の方。自由に出入りできるのか、撮影は大丈夫なのか分からなかったので、得意の(?) 現地民なりすましで、ガイドブックも地図もカメラも全部リュックに押し込んでフラりと潜入。円形書棚に圧倒されながら、さりげなく3階まで上がり、正面を確かめてからカメラを出してささっと5カット、ささっとカメラをしまい込んだ。
撮影の後は書棚を少し見て回った。比較的古い書籍も多く、誰でも手に取って見れるところに貴重そうな本が並べてあることに、ここが開かれた図書館であることを感じた。
2011-07-16 / Stockholms Stadtsbibliotek, Stockholm, Sweden (ストックホルム市立図書館、スウェーデン・ストックホルム) / Nikon D300 / 14-24mm F2.8 / 14mm / F7.1 / 1/50s