真夏のニュージーランドの日差しは厳しい。草木があっという間に育つそうだが、紫外線の強さも要因の1つに違いない。ニュージーランドの滞在は好天に恵まれたというより、ギラギラした太陽に曝されたという印象が強い。この写真ではそのギラつきを抑えてみた。
ニュージーランドの南島最大の都市クライストチャーチから西へ車で約1時間の町コールゲイトの牧場で、観光客向けの牧羊を見物した。観光客向け、と言っても田舎のことなので、素朴なものだ。見ての通り羊はモコモコのピークで、毛刈りも見せてもらった。
牧羊犬は小さいが、見るからに賢そうで、機敏に走り回って自分より大きな羊に対峙する。優しいのか怖いのか微妙な目つきの羊は塊となって動き、その密集具合が面白い。羊を見ていると、羊にも集団心理とかあるんだろうな、と都会の人間の様を見ているような気がした。
2009-01-01 / Coalgate, Canterbury, New Zealand (ニュージーランド・カンタベリー地方・コールゲイト) / Nikon D300 / 24-70mm F2.8 / 24mm / F11 / 1/250s